DNSサーバの冗長化

お客様のご要望

当プロジェクトは、製造業を営む大企業が運用するDNSサーバを、新たに構築し直すというもの。「従来のサーバと同等の機能を持ったサーバの構築」に加え、追加与件として「メンテナンスを行う際も、サービスが停止しない仕組みの付与」が求められた。

解決策

今回採用したのは、「ロードバランサをDNSサーバの前段に設けることで、冗長化を図る」という方法。従来は、プライマリサーバ1台と、セカンダリサーバ1台で運用していたところを、プライマリサーバ2台、セカンダリサーバ1台に拡充。プライマリサーバを2台に拡充することで、1台のプライマリサーバが停止した場合でも、使用に影響が出ない体制の構築を目指した。

開発エピソード

これまで、社内でロードバランサを利用してDNSサーバの冗長化を行った前例がなかったため、本番環境と同じようなDNSサーバと、ロードバランサを用意し、試行錯誤を繰り返しながら開発を行った。結果的に条件通りの環境を構築でき、ユーザー企業からは「時間を気にせずにメンテナンスを実施できるようになり、助かった」とのお言葉を頂くことができた。

今後の課題

現在のクロノステクノロジーでは、一部のインフラ構築をクライアント企業に常駐して行っている。社員一人一人がさまざまなプロジェクトを経験することで、会社全体としての技術や実績を積み上げ、対応できる案件の幅を広げていきたい。将来的にはプロジェクトを自社に持ち帰り、設計から構築まで社内のメンバーで完結できるような体制を築いていくことが目標。